C++を学ぶ
Update 2024.12.25
C++を学ぶ
C++を学びます。
まず知りたいことは言語構造かな。
ということで下記に掲載。
C++の基本構造
C++プログラミング言語の基本的な構造について解説します。
1. ヘッダファイルのインクルード
標準ライブラリや、自作の別ファイルからコードを利用する場合は、#include
を使います。
#include <iostream> // 標準入出力
#include <string> // std::string を使う場合
2. 名前空間(namespace)の利用
標準ライブラリはstd::
という名前空間に入っています。
using namespace std;
を書くと std::
を省略できますが、大規模開発での衝突には注意が必要です。
using namespace std;
3. main関数
すべてのC++プログラムはmain
関数からスタートします。戻り値としてint
を使うのが一般的です。
int main() {
// ここに処理を書く
return 0; // 0 は「正常終了」を意味する
}
4. 入出力(I/O)
標準出力(画面への表示)にはcout
、標準入力(キーボードからの読み取り)にはcin
を使います。
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
cout << "Hello World!" << endl;
return 0;
}
endl
は改行とバッファのフラッシュを行います。改行だけでよい場合は
"\n"
を使うことも多いです。
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int x;
cin >> x;
cout << "入力された値は " << x << " です。" << endl;
return 0;
}
5. 変数と型
C++では変数を使う前に「型」を指定して宣言します。代表的な型は以下の通りです。
int
:整数型double
:倍精度浮動小数点型bool
:真偽値char
:文字型std::string
:文字列型(#include <string>
が必要)
#include <iostream>
#include <string>
using namespace std;
int main() {
int age = 20;
double height = 170.5;
string name = "Taro";
cout << name << " さん、年齢: " << age
<< ", 身長: " << height << "cm" << endl;
return 0;
}
6. コメント
ソースコードに説明やメモを書き残す場合、コメントを使います。
//
1行コメント/* ... */
複数行コメント
// これは1行コメント
/*
複数行のコメントは
ここに書けます
*/
7. 制御構文の例
7.1 if文
int x = 10;
if (x > 0) {
cout << "xは正の数" << endl;
} else if (x < 0) {
cout << "xは負の数" << endl;
} else {
cout << "xは0" << endl;
}
7.2 for文
for (int i = 0; i < 5; i++) {
cout << i << endl;
}
7.3 while文
int count = 0;
while (count < 3) {
cout << count << endl;
count++;
}
7.4 switch文
int grade = 3;
switch (grade) {
case 1:
cout << "1年生" << endl;
break;
case 2:
cout << "2年生" << endl;
break;
case 3:
cout << "3年生" << endl;
break;
default:
cout << "その他" << endl;
break;
}
8. 関数
処理をまとめたい場合は関数を定義し、引数や戻り値でデータを受け渡します。
// 整数を加算して返す関数
int add(int a, int b) {
return a + b;
}
int main() {
int result = add(3, 5);
cout << "3 + 5 = " << result << endl;
return 0;
}
9. クラス
C++の大きな特徴として「クラス」があります。メンバ変数(データ)とメンバ関数(操作)をまとめて管理します。
#include <iostream>
#include <string>
using namespace std;
class Person {
private:
string name;
int age;
public:
Person(string n, int a) {
name = n;
age = a;
}
void greet() {
cout << "こんにちは、" << name
<< " です。年齢は " << age << " 歳です。" << endl;
}
};
int main() {
Person taro("太郎", 20);
taro.greet();
return 0;
}
まとめ
- ヘッダファイルのインクルード:
#include
で標準ライブラリや自作ファイルを読み込む - 名前空間:
using namespace std;
を使えばstd::
を省略できるが衝突に注意 - main関数:
C++プログラムは
int main()
から始まる - 入出力:
cout
・cin
で標準出力・入力を扱う - 変数と型:
int
,double
,bool
,std::string
など - コメント:
//
と/* ... */
を使い分ける - 制御構文:
if
,for
,while
,switch
などで分岐と繰り返し - 関数: 処理を引数と戻り値でまとめる
- クラス: メンバ変数とメンバ関数をひとつにまとめ、オブジェクト指向的に扱う
以上がC++の基本です。最初は小さなプログラムを作って、コンパイルと実行に慣れるところから始めましょう。
基礎中の基礎でした。
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